技術革新によって築かれたシャルトル大聖堂

フランス北西部にあるシャルトルの街にはフランス屈指のゴシック建築「シャルトル大聖堂」があります。シャルトル大聖堂は過去に4度の破壊行為と2度の火事に見舞われましたが、1220年に革新的な建設技法を取り入れて今の形になりました。 従来のゴシック建築では天井の重さを壁が支えるというものでしたが、シャルトル大聖堂はアーチ形の梁を使うことで天井の重さを分散させる手法を使ったのです。これによって壁に173の窓が造られ、総面積2000平方メートル以上のステンドグラスが使われるようになりました。 シャルトル大聖堂に使われているステンドグラスは、どれも鮮やかな色をこれでもかと使った精密な作りになっています。それに加えて、壁や柱などの細かく施された彫刻もシャルトル大聖堂の魅力の1つです。もはや巨大な1つの芸術作品と言っても過言ではありません。 入場料は無料なので、多くの観光客が訪れる場所になっています。

 

圧巻のステンドグラスに震える

シャルトル大聖堂にはいくつものステンドグラスがありますが、そのなかで必ず見ておきたいものがあります。フランス最古のステンドグラスと言われる「美しき絵ガラスの聖母」です。聖母マリアが天使と共に描かれたステンドグラスですが、マリアが着ている衣服の色は「シャルトルブルー」と呼ばれており、現在の技法でも再現することができない色合いになっています。 また、「美しき絵ガラスの聖母」は、12世紀待つに起きた火事を無事に切り抜けた奇跡のステンドグラスでもあります。「美しき絵ガラスの聖母」を見るために、昔は巡礼者、今は観光客が大勢足を運んでいます。